AIアシスタントでワークフローを修正する
約20分 · 失敗したステップ、AIによる診断、修正の適用
ワークフローを実行するとステップが赤くなり、エラーメッセージだけでは何を直せばよいのかわからない。このチュートリアルでは、まさにその瞬間をたどります。PlaidCloud組み込みのAIアシスタントを開き、失敗したステップをライブデータに照らして診断させ、提案された修正を承認し、再実行して確認します。続いて、同じアシスタントを使って、平易な言葉の説明からSQL抽出ステップを作成します。
ここで扱うのは、ワークフローの構築と修正を支援する製品内のAIアシスタントです。外部のAIコーディングエージェント(Claude Code、Cursor、MCP)をテナントに接続することとは別のものです。補完的なその方法については、AIコーディングエージェントを接続するをご覧ください。
| 段階 | 使うもの |
|---|---|
| ステップの失敗を確認し、エラーを読む | プロジェクトのログタブ |
| 失敗したステップを診断して修正する | ログエントリのAIアシスタントタブにある修正アシスタント |
| 修正を確認する | アシスタントがステップの再実行を提案したら、承認する |
| SQLを書かずに新しいクエリを追加する | SQL抽出ステップのAIでSQLを生成 |
- PlaidCloudワークスペース(お持ちでない場合は無料トライアルを開始してください)と、編集できるプロジェクト。
- 少なくとも1つのステップを持つワークフロー。失敗するもの、または失敗させられるものが理想的です(変換ステップ内の列名を打ち間違えるだけで、このシナリオを再現できます)。
アシスタントは、あなたの権限で修正します。 変更できるのは、あなた自身がすでに編集できるステップだけです。行った変更は、再実行するか、ステップを直接編集することで元に戻せます。AIによるワークフローエラーの修正をご覧ください。
ステップ1:ワークフローを実行してエラーを見つける
Section titled “ステップ1:ワークフローを実行してエラーを見つける”ステップが失敗すると、ワークフローと失敗したステップの両方にエラーを示す表示が出て、失敗はワークフローログに書き込まれます。
- プロジェクトを開き、ワークフロー(またはテスト中の単一ステップ)を実行します。
- プロジェクトのログタブに切り替えます。ステップの実行に伴うイベントが、警告やエラーを含めて一覧表示されます。
- ログ一覧で、失敗したステップのエントリを選択します。トレースバックを含む完全なメッセージが、右側のパネルのログメッセージタブに表示されます。
壊れたワークフローが手元にない場合は、30秒で作れます。 任意の変換ステップで、列の式を存在しない列を参照するように編集します。たとえば
net_amountをnet_amntに変更して保存します。ステップを実行すると、列net_amntが存在しないというエラーがログに表示されて失敗します。これは、修正アシスタントが検出できるように作られている実際の設定ミスなので、このチュートリアルを最初から最後まで確認するのに最適な方法です。
エラーがどのように表示されるか、また対処のオプションについては、ステップのエラーへの対処とワークフローログの表示をご覧ください。
ステップ2:修正アシスタントを開く
Section titled “ステップ2:修正アシスタントを開く”修正アシスタントは、生のエラーのすぐ横にあり、失敗したステップをすでに対象にしています。
- 失敗したログエントリを選択した状態で、右側にあるログメッセージを表示しているパネルを探します。
- そのパネルをAIアシスタントタブに切り替えます。
AIアシスタントのチャットは、選択したログエントリの元になったワークフローとステップをすでに対象にした状態で開きます。どのステップが失敗したかを伝える必要はありません。ログメッセージで生のエラーを読みながら、AIアシスタントでアシスタントとチャットできます。
ほとんどのエラーでは、すぐに診断が始まります。存在しない列を式で指定した場合など、よくあるエラーのいくつかでは、最初の返信は診断ではなく、PlaidCloudがその種類のエラーについてすでに用意している短い説明になります。通常の原因、エラーメッセージのどの言葉に注目するか、修正方法を示します。この説明はステップの内容を見ているわけではありません。たとえば*「このステップを確認して修正してください」*と返信すると、そこからアシスタントが引き継ぎます。一般的なエラーをご覧ください。
ステップ3:診断と修正案を出してもらう
Section titled “ステップ3:診断と修正案を出してもらう”アシスタントは決まった順序で動き、あなたが承認するまで何も保存されません。
- 診断 — 失敗したステップの設定と、そのステップが扱うテーブルと列を読み取り、エラーメッセージだけから推測するのではなく、データに照らして内容を確認します。
- 提案 — 実際に設定ミスが見つかった場合は、修正後のステップ設定を表示し、何をなぜ変更したかを平易に説明します。この時点では何も書き込まれません。
- 承認 — 明示的な承認を待ちます。曖昧な返信は承認とは見なされません。
- 適用 — 承認すると、ステップエディターと同じ経路で、修正した設定をステップに書き込みます。
- 再実行の提案 — ステップを今すぐ再実行するかどうかを尋ねます。「はい」と答えるとステップを実行し、修正が効いたかどうかを知らせます。
承認する前に、提案された変更を読んでください。アシスタントが修復するのは、エラーの原因となった1つのステップの設定です。たとえば、列名や関数名の打ち間違い、無効な式、誤ったデータ型やキャスト、不正なSQLなどです。変更は、エラーを解消できる最小限にとどめます。
修正できないことについては、正直に伝えます。 アシスタントが操作できるのは、その1つのステップの設定だけです。ステップの作成、削除、並べ替え、別のステップの編集、データの変更は行いません。失敗の多くは、設定の問題ではありません。ソースデータの欠落や不正、先に失敗した上流のステップ、一時的なエラーやインフラのエラー、権限の問題、変換やUDF内部のロジックの不具合などです。そのような場合、アシスタントは編集で解決したように見せかけるのではなく、判明した内容を説明し、本当の修正が必要な場所を案内します。
ステップ4:承認して再実行する
Section titled “ステップ4:承認して再実行する”- 提案された設定が適切に見えたら、変更を明示的に承認します。アシスタントがそれをステップに適用します。
- アシスタントからステップを再実行するか尋ねられたら、「はい」と答えます。アシスタントがステップを実行し、成功したか再び失敗したかを知らせます。ステップやワークフローを自分で再実行することもできます。
原因がステップの設定の外(不正なデータ、上流の失敗、権限の問題)にあるとアシスタントが伝えた場合は、それが答えです。アシスタントにステップを編集させるのではなく、実際に原因がある場所で修正してください。
警告は無害なことが多くあります。 ログエントリが致命的な失敗ではなく警告の場合、アシスタントは編集をでっち上げるのではなく、変更は不要だと伝えることがよくあります。それは行き止まりではなく、正当な結果です。
ステップ5:AIでSQL抽出ステップを生成する
Section titled “ステップ5:AIでSQL抽出ステップを生成する”今度は、同じアシスタントを、修復だけでなく新しい作業の追加に使います。SQL抽出ステップは、読み取り専用の SELECT を実行し、結果を新しいテーブルに書き込みます。ステップエディターは、そのクエリを自動で書くこともできます。
- ワークフローのステップビューでステップを作成をクリックし、テーブル → SQL抽出またはAI → SQL抽出(AI支援)のどちらかを選択します。どちらも同じエディターが開き、SQL抽出パラメーターページの上部にAIでSQLを生成パネルがあります。
- (任意)ソーステーブルを選択します。 ソーステーブルの一覧で、クエリが読み取るテーブルを1つ以上選択します。空のままにすると、アシスタントがプロジェクトを調べて、関連するテーブルを自分で選びます。
- 作りたいものを説明します。 説明ボックスに、成果を平易な言葉で書きます。たとえば、*「勘定科目番号の範囲に基づいて、各元帳勘定科目をアクティビティプールに分類する」*のように書きます。
- SQLを生成をクリックします。 アシスタントは、読み取り専用の
SELECTを1つ書き、実行して検証し、SQL Selectクエリエディターと、検出された列を含むテーブルデータの選択のマッピングページに内容を入力します。ソースの一覧を空にしていた場合は、アシスタントが選んだテーブルが一覧で選択された状態に戻るので、何を使ったかを確認できます。
事前の設定は不要です。 AIアシスタントと同じ組み込みモデルを使います。このために、ワークスペースごとのAIエージェントやLLM接続を設定する必要はありません。
ステップ6:ステップを確認して保存する
Section titled “ステップ6:ステップを確認して保存する”生成されたSQLは出発点であり、ブラックボックスではありません。
- 自由に編集します。 SQLエディターは完全に編集できます。保存する前に、クエリを調整したり、結合を追加したり、列の一覧を変更したりできます。
- ターゲットテーブルを選択します。 ステップが結果を書き込むターゲットテーブルを選ぶか、名前を付けます。
- ステップを保存します。 通常のSQL抽出ステップとして保存され、他のステップと同様にワークフローの一部として実行されます。
アシスタントが書くのは読み取り専用の SELECT 文だけで、INSERT、UPDATE、DELETE などのデータを変更するSQLは書きません。生成はドラフトとプレビューのみを行い、ステップは保存したときに作成され、ワークフローの実行時に実行されます。生成されたクエリが実行できない場合、エディターにはSQLとエラーが表示されるため、修正するか、説明を調整して再生成できます。詳細はAIによるSQL抽出ステップの生成をご覧ください。
これで支援は完了です。 失敗したステップをライブデータに照らして診断し、AIの修正を承認して適用し、再実行で確認し、平易な1文から動作するSQL抽出ステップを生成しました。同じアシスタントが、壊れたものを修復し、新しいものを構築します。
次のステップ
Section titled “次のステップ”- AIアシスタント — 製品内のアシスタントとは何か、外部のAIエージェントとどう違うか
- Weaveタブ — プロジェクトのWeaveタブ:Weaveの検出事項、複数ステップの質問・ファイルのインポート・図のためのWeave AIチャット、そして式AIのサイドパネル
- AIによるワークフローエラーの修正 — 修正アシスタントの詳細:変更できること、できないこと
- AIによるSQL抽出ステップの生成 — SQL生成パネル、注意点、制限事項
- データの読み込み・変換・公開 — このチュートリアルで修復する種類のワークフローを構築します
- AIコーディングエージェントを接続する — 補完的な方法:外部のAIクライアントからMCP経由でPlaidCloudを操作します